2014年5月10日土曜日

とりあえず自己紹介でも (後編)

おはこんばんちわ。今週担当の囲前 栞です。
最近この3つの漢字で検索するとサークルのページばっかりヒットするようになって少し小躍りしているところであります。

前回に引き続き個人的に好きな音楽のジャンルについての長ったらしい記事を書くことにします。
2005年頃からはJungle/Drum'n'bassと呼ばれるものを聞き始めたのですが、まずJungleというのは、「アーメンブレイク」という名前で知られる独特のビートを刻むジャンルをひっくるめて呼んだりします。もともと歴史的には Ragga Jungle というレゲエの要素を含みつつアーメンブレイクを取り入れたジャンルからレゲエ成分が抜けたものが Jungle だったりするようです (なので、テクノの一部としてのレゲエとも分類されます)。で、これに Jazz の要素を足したものが Drum'n'bass と呼ばれています。

Jungle はあまり詳しくないですが、代表例を挙げるなら Omni Trio の「Renegade Snares」とか、Goldie の「Innercity Life」あたりでしょうかね。そして Drum'n'bass の代表例を挙げると……まぁ多々あるのですが、たとえば私が入門に使ったアルバム・Logical Progression(煌びやかなシンセでふわふわした感じの音をベースとしたドラムンベースの曲が多いです)の代表・LTJ Bukem の「Demon's Theme」「horizons」、中古CDショップで100円で売られるほどバカ売れした Roni Size のアルバム・New Forms から「Brown Paper Bag」とか。

もう1つ追加で、前回書いたIDM代表格の Aphex Twin、Squarepusher のハシリとも評される Luke Vibert の別名義、Plug の名盤・Drum 'n' bass for papa (US盤) は Drum'n'bass の枠から大きく外れる (サンプリングを多用している) 気もしますが、世界に大きな影響を与えたアルバムだったりして、その中の「Cut ('97 remix)」とかはよく聞きました。実際のところ、US盤とJP盤両方揃えるほどハマりました。Squarepusher に「Lukeの影響を大いに受けた」と言わせしめるほどの存在感を持つアルバムを是非。

さて、2008年頃からはもうちょっとビートを複雑にした Breakcore というのを聞き始めます。モノは Drum'n'bass と同じですが、もうちょっと激しく全体的に音楽ではないような感じに近づいたものを指します。Venetian Snares のアルバム・ Rossz Csillag Alatt Született から「Szamár Madár 」、アルバム・Hospitalityから「Frictional Nevada」あたりが好きですね。もうちょっとグリッチというかノイズっぽくすると、Datach'i のアルバム・We are always well thank you から「free in a box」とか。この辺になるともう普通の人は音楽という受け止め方をしないかもしれませんね。

そしてやっとこさ、ここ数年のマイブームに話が移ってきますが、最近 (といってもここ3年くらい?) 聞いているのは Japanese Breakcore と呼ばれるジャンルです。所謂 J-Core と略称されるもので、代表曲は「きしめんハードコア」で名の通る Spy47 による「Tender Kiss」とかでしょうか。ふとした折にこの曲を聴いて「なんだこれは!」とビビッと来てしまい、それからはJ-Coreばっかり追いかけるようになりました。単なる早回しじゃないか! と思うなかれ。そこには作者流のアレンジテクニックが詰まっているのです。ここまでくると完全オリジナルの音楽性はほとんどないに等しいのですが、聞いてて気持ちよければそれでいいのです。

J-Coreはちょっと前にブームで最近下火、なんていうことを同ジャンル超大御所の DJ SHARPNEL さんから聞きました。コミケでは「デジタルその他」のジャンルで扱うサークルさんが結構いたりして、代表例を出すと、MOB SQUAD TOKYO さんとか、先の SHARPNEL さんとかでしょうか。私がQueen Bellとしてサークル参加できるようになってから挨拶しにいったりして (以前からアルバムは買ってましたが) J-Coreについて3分くらい語ったりしましたが、いやはや、作曲している人と直接触れ合えるコミケというのは素晴らしい場所だなと実感しました。全く関係ないジャンルの人が名刺もってってほんとすいません。

閑話休題。他にも紹介したいアーティストとジャンルはちょっとあって、たとえば Hardcore と呼ばれるジャンル (Lab-4 とか Yoji Biomehanika とか、詳しくいうと Hard Trance?) も一時期聞いていましたし、それを日本で扱うサークルさん (HARDCORE TANO*C、他) もあるにはあるのですが、紙面の都合上省略します。おすすめのサークルについては次回(5/31)に書くかな……。

長いのであれなんですが、最後に1つだけ。何故私がこんなにも長いジャンル紹介をするかということについて書きます。端的に言えば、私がそれによって音楽の新しい世界を見つけることができたからです。宗教的な表現になりましたが、2000年当時、J-Popsしか聞いていなかった私に、当時現職だったとあるDJさんが「こういう曲あるよ」と様々なジャンルの曲を紹介してくれました。そのなかで、そのDJさんと「この曲が好きなので他に似たようなのはない?」とか「これはあまり好きじゃないです」といったやり取りがあり、それから、自分が好きな (世間で呼ばれている上での) ジャンルというものを見つけることができました。正直な話、著作権的にはグレーどころかアウトなのであまり書きたくないんですが、こういう「自分はこういう曲が好きなんだけど似たようなのはないかな?」と機会は凄い重要だと思います。それをデジタルで提供してくれるサービスで Pandora.com というのがありまして、日本からだとVPN張らないとつなげなかったりしますが……ここで紹介しつつ、似たようなことを読者の皆様に提供できたらなと思って書いていたりします。今回紹介した曲もちょっと探せばすぐ聞けると思うので、よかったら買ってみてはいかがでしょうか。

というわけで、しおりでした。来週のゲストは浅川サナタですのでどうぞお楽しみに。

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